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ヨットを運ぶ際の必需品、知ってますか?(固縛編②)

前回、積荷を固定する際に使用するラッシングベルトは便利な道具、
ただ固定されるものによって適正サイズがありますよ、というお話しをいたしました。
またヨット運搬の際、この道具が活躍する場面は2つあるともお伝えいたしました。
①艇と荷台(又はラック)を固定する
②ラックと荷台を固定する
では、①のディンギー運搬時、ラック(または荷台)と艇を固定する際、
使用するラッシングについてもう少し考えてみたいと思います。

ラッシング大
ベルト幅50mm!

このラッシングで艇とラックを固定したらどうでしょう?
しっかり固定が出来そうで、安心感ありますよね。
ただその安心感が落とし穴になることもあります。
大は小を兼ねるとは言いますが、このサイズで艇をグイグイ締めあげてしまうと
ベルトが効きすぎ、艇体を傷めてしまう可能性があります。
*過去に弊社でも締めすぎにより、艇を傷めてしまう失態がありました(反省)
適度なサイズのラッシングがなく止むを得ずこのサイズを使用する場合、
・締めすぎには十分気をつけること
・または緩衝材(毛布等)を厚めに挟みその強さを吸収すること
等の配慮をお願いいたします。
このサイズは艇とラックを固定するよりも、艇より重いもの、または強度あるもの
例えば、②の積載されたラックとトラック荷台を固定する場合等に適しています。
このサイズのラッシングは通常トラックドライバーが常備している道具ですから、
運送会社に輸送を依頼する場合は皆さんが保有している必要はないでしょう。
 
 
ラッシング小
では続いてこちらのベルトはどうでしょう!?
ホームセンターでよく見かける、比較的リーズナブルなラッシングベルトです。
ベルト幅は23mmあり、前回紹介のベルトとさほど見た目は変わりがないようにも思えます。
ただ、実際に実物を見てみると、ベルトの厚みが薄く、とても弱々しい感じがします。
加えて荷締機の部分も強度が弱そうです。
締められるものに対しベルトが細すぎると、ベルト自体が切れてしまったり、
荷締機が負担にたえられず壊れてしまう場合があります。
私は積込み立会いの際、
何度も切れ掛かった同種ベルトを目撃しましたし、壊れた状態の荷締機を見かけました(汗)
そんな状態のベルトで艇を固定すれば、長い道中で何が起こるか想像できますか?
ベルトが切れれば、積載している艇が落下→破損することになり、
船が壊れるのはもちろんのこと、運搬中、道路に落下すれば大惨事にもなりかねません。
なので、このサイズのベルトで大事な艇を固定することはできるだけ避けてください。
*特に3段積みの際の最上段の艇の固定に使用することは相当危険!
我々の考えでは
・艇と荷台(又はラック)を固定するラッシングベルト=チームの皆さんが準備するもの
・ラックと荷台を固定するラッシングベルト=運送会社のトラックが準備するもの
という認識です。
ということで繰り返しになりますが、定期的に遠征されるチーム(個人)は、
不安のない自分達専用のラッシングベルトを持っておくことをお勧めいたします。
*ただし自分たちでラッシングベルトを保有されていない場合は事前にご相談ください。
安心できる道具があることで積載後、スムーズに艇の固定ができますし、
長い道中も艇を安全に運搬することができるのです。

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