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我々物流事業者が大会最終日に注力すること

現在、全日本学生ヨット選手権大会が
兵庫県新西宮ヨットハーバーで開催されています。

初日は2レース行われたものの、
残念ながら昨日、今日は風が安定せずレースができていません。

そんな大会も明日最終日を迎えようとしています。

大会最終日に注力すること

選手、関係者であれば、
自分(たち)の最終成績!
が当然のことながら気になることでしょう。

が、私たち物流事業者が大会最終日に注力していることは、

オーダーいただいたお客様に、

・こちらの都合でお待たせすることなく、
・いかにスムーズにトラックへの積込み作業を始めていただくか、

ということ。

とはいえ積込み作業は実質選手皆様にお願いせざるを得ないため、

我々物流事業者ができることといえば、

・ご指定いただいた時間までにトラックをハーバー付近に待機させ
・お声がかかり次第速かに入場できるよう準備しておくこと

になります。

そのために我々は積込日前日までに、
事前にご登録いただきましたご担当車様に、
トラック情報をお伝えしております。

・運送会社名
・車両番号
・乗務員名
・携帯番号

また事前にご登録いただいたご担当者様の連絡先を
当該ドライバーに伝えてあります。


おそらく明日の午後は搬出のため、
50台前後のトラックが
新西宮ヨットハーバーに集結するものと思われます。

オーダーの際、
事前に積込み指定時間のご連絡をいただいていますが、

ヨット大会の場合、
レースの消化状況、コンディションによって
積込み開始時間が大幅に前後することが通常です。

ハーバーへの入場、
積込み作業が少しでもスムーズに行くように、
各校ご担当者様は、
ドライバーと連絡を取り合っていただき、
適切なタイミングで
ハーバー内にトラックを誘導いただけますようお願いします。

大会終了後の全出場校の積込み作業が、
安全、確実、スムーズに進みますように!

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このブログでは
ディンギー輸送の際、
我々物流業界人はわかっていても
ユーザー皆様がわからないこと、わかりにくいこと
についてお伝えしていきます

遠征等でトラックを使用される場合は、
ディンギーの積載、運搬方法を正しく理解し、
安全確実で、効率の良い輸送方法を選択してください

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私たち丸玉運送グループは
物流業界人として社会、人の役に立ち、
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(ヨット部あります!)
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支援艇を積込、運搬する際の注意点

前回はトラックにディンギーが何艇積載できるのか?
というテーマでしたが、
今回は支援艇をトラックに乗せる際の注意点についてお伝えしたいと思います。

現在兵庫県西宮市において全日本学生選手権が開催されています。
ここ数年、多くの出場校が競技艇(470級、スナイプ級)に加え、
海上で選手をサポートするための支援艇を持ち込む学校が増えています。

総合優勝を目指す強豪校においては3艇準備している学校もあるほどで
(470級に1艇、スナイプ級に1艇、順位記録用に1艇)、
毎年海上でのサポート体制が手厚くなってきているように思えます。

さて、支援艇運搬の際の車種選定について

おさらいにはなりますが、
4tトラックの荷台長さは6.2m、大型トラックの荷台長さは9.6m。

よって、全長6m以内のボートであれば、4tトラックを選択すればよく、
それを超えるサイズの場合は大型トラックを選択する必要があります。

支援艇にも様々なサイズ、種類がありますが、
今回はハードボトム、60馬力のエンジンを搭載した
全長6m弱のボートを例に取り上げたいと思います。

上記サイズのボートはおおよそ500〜600kgほど重量があるため、
ディンギーのように人力でトラック荷台に積み下ろしすることは困難です。

よってハーバークレーンやフォークリフト等の重機を使用して
積み下ろし作業をする必要があります。

荷台に積込み、固縛、運搬する際に注意していただきたいことは、
以下の通りとなります。

①できる限り船台のタイヤは外す。(走行中の振動でシャフトが折れることがあるので)
②船台のタイヤを外すことができない場合、板木等を使いタイヤ(車輪)をかさ上げする。
③船台は船台単独で固縛する。
④ボートはボート単独で固縛する。

注意すべきポイントはこんなところでしょうか。

最後に積み下ろしの際に必要となる重機使用料についてですが、
大半のヨットハーバーの場合、
フォークリフト利用料よりもハーバー備え付け用クレーンの方が割高なのが一般的です。

よってフォークリフトで作業可能な場合は、
リフトを選択した方がコストメリットがあると思います。

ただ残念ながら、
フォークリフトもハーバークレーンもないヨットハーバーもありますので、
その際はクレーン付きトラック(通称ユニック車)という選択肢を考える必要があります。

クレーン付きトラックは通常運送会社に依頼することで手配可能ですが、
稀少車両なため、昨今は手配がつきにくいことが多くなっています。
(クレーン車ご注文の際は、特に早めのご相談、ご注文をお勧めいたします。)

チャーターした場合の費用は作業内容にもよりますが、
フォークリフト使用料の5〜10倍以上になることもあります。

費用面についても十分にご注意ください。

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