9月に入り、毎週のように全国各地で大きなヨット大会が開催されており、
毎大会ごと、ヨット輸送のご依頼をいただき感謝しています
来週は2016年国体セーリング競技開催地、リアスハーバー宮古(岩手県宮古市)にて
全日本実業団選手権、リハーサル国体が開催予定、
ありがたいことに我が社にも複数チームより輸送のご依頼をいただき、
現在車両の調整をさせていただいているところです。
東北地方より南のエリアから参加される方にとっては、
岩手県の県庁所在地(盛岡市)から峠道を通り、車で約2時間かかる場所ですから、
時間をしっかり計算し、安全にご移動いただきたい思っております。
*盛岡市からの移動手段は乗用車、レンタカー、バスが主な移動手段のようです。
輸送を行う前、お見積もりさせていただきますが、
距離が遠い=運送費が高くなる
ため今大会の依頼主皆様にはご負担がかかっていると思います。
また距離が遠いことに追い打ちをかけ、
県中心部からから2時間離れたところなので、同業協力会社数も少なく、
なかなか効率の良い配車が組めないのが業者泣かせ、お客様泣かせの実情です(>_<;)
本来我々は運んだ距離に対して運送費をいただいていますが、
ヨット大会参加の輸送依頼の場合、
数日後に復路輸送が発生するため帰りのトラックも考慮した上で車両手配を行います。
我々のような形態の運送会社(車両貸切)が多いエリア(主要都市)であれば、
トラックの貸し借りを行うことで、無駄な空車回送や車両の留置きを省くのですが、
運送会社が少ないエリアでは、そのような協力が得られにくく、
遠方まで(から)の空車移動が発生したり、数日間、トラックを留め置いたりせざるを得ず、
その費用の一部をユーザー様からいただかざるを得ないのが実情です。
来年の国体セーリング競技開催地はこのリアスハーバー宮古と決まっており、
この環境(運送業界)が劇的に変わると思えませんので、
艇の輸送については来年も同じ状況になろうかと思います。
(弊社に限らず他社運送会社様でも少なからず似た状況になるのではないでしょうか?)
今回、複数台を同地域に輸送させていただくことで、
できるだけ多くの情報を収集し、
次回以降、更なる効率良い輸送を模索していきたいと思います、
お客様の立場に立ち、少しでも費用負担を軽減できるよう努力していきたいと思います
(昨年もお伺いいたしましたが震災後、建て直されており快適なマリーナでした)
カテゴリー: ヨット会場
事前に◯◯することでわかること
国体ネタが続いていますが、今回も国体に関するネタでいきたいと思います
皆様の大切なヨットを安全に運搬させていただくにあたり、
いろいろなことに注意させていただいているつもりですが、
そのうちの一つに、
可能な限り、積込み場所、お届け場所を下見しておく
ということを心がけています。
実際に運搬するドライバーが下見することは少ないですが、
配車担当者、または管理者が事前に会場を下見しておくことで、
現地に足を運ばなければわからなかったことが分かったりします。
運送会社が事前に会場を下見することでわかること
・会場の大きさ(狭ければ順番待ち等で積込み開始迄に時間を要することも)
・トラック待機場所の有無(トラックは意外と大きいので立ち往生してしまう時も)
・高速道路インターチェンジからの距離(所用時間の目処をたてるにあたって)
・周辺道路が狭い、広い(対向車両のすれ違い可否、狭い道路に進入してしまわぬよう)
・周辺にコンビニ等の有無(ドライバーのトイレや食事の調達等)
・その他
言うまでもなくトラックは乗用車と比べ数倍の大きさなので、
道を間違えたからといってどこでも簡単にUターンしたりはできません。
そんな時に限って対向車や後続車が続々来てしまい、
焦りにより接触事故に繋がったりすることもあったりします。
(事前に走行ルートや周辺状況を調べておけば安心感が違います。)
他人から聞いた情報だけでなく、自身が肉眼で見た確実な情報であれば、
ドライバーに指示する際、自信を持って説明やアドバイスが可能ですし、
また道に迷ったり、周辺でトラブってしまった場合も
現地をイメージしながらフォローすることができます。
という理由から、
国体に限らず大きな大会で輸送依頼をいただけそうな会場については、
できるだけ事前に下見をすることを心がけています。
ということで、先日のシルバーウィークを利用して、
再来年国体が行われるマリンパーク新居浜(愛媛県新居浜市)を視察してまいりました!
*このマリーナは今年の全日本スナイプの会場でもあります
*ロケーション、ばっちりです
会場を見た感想はヨットハーバーとしての収容能力や設備も十分整っており、
ロケーションよく、快適なマリーナだと思いました。
大会開催に向け準備は着々と進んでいるようですが、
”ヨットレースに必要な風が吹くのか!?” ということがどうやら一番の注目点のようです。
瀬戸内海は全般的に風弱く、潮流が強いエリアなので、
期間中のコンディションが最大の悩みの種になるのかもしれません。
しかしきっと地元関係者の思いが天に届き、
大会期間中、いいコンディションに恵まれることを期待しています。
また愛媛に行った後、隣県のヨットハーバーにも足を運びました
*この会場は2012年に全日本470選手権の開催地でもあります
この会場では諸事情により実際にヨットに乗ることができました、
そして軽風コンディションの中、強烈な潮流を体験することができました。
軽風から更に風が落ちると、周囲の艇が潮流で流されているのがはっきり体感できます。
潮が弱い海面で練習しているセイラーに、潮流を意識しなさい!
と言ってもなかなかピンとこないものですが、
こんな場所で毎日練習していれば、否が応でも潮を意識せざるを得ないことでしょう。
潮流対策でお悩みのセイラーの方がお見えでしたら、
ぜひ一度瀬戸内海でのセーリング体験をお薦めいたします^^
最後はおまけにはなりますが、昨日運搬でお伺いしたヨットハーバーでは
今から6年後、東京五輪の翌年2021年の開催予定地にもかかわらず早くも横断幕が。
どこのハーバーも準備に余念がありません。(”での”??が気になりますね、笑)
これからも運送依頼をいただいた際、スマートにヨット運送ができるよう、
まだ見ぬヨット競技開催場所に積極的に足を運んで行きたいと思っています!
2016年以降の開催地
盛大に開催された和歌山国体が終わり、早いもので1週間が経とうとしています
来月は岩手県宮古市でリハーサル大会が行われます、
*今年は本国体とリハーサル国体の開催順序が逆
日本最大のヨットレースイベント「国民体育大会セーリング競技」、
2016年以降の開催地をご存じでしょうか?
調べてみたところ、
2016年(平成28年) 岩手県 10月2日(日)〜5日(水) リアスハーバー宮古
2017年(平成29年) 愛媛県 10月1日(日)〜4日(水) マリンパーク新居浜
2018年(平成30年) 福井県 以降詳細未定
2019年(平成31年) 茨城県
2020年(平成32年) 鹿児島県 *東京五輪開催年
2021年(平成33年) 三重県
2022年(平成34年) 栃木県
2023年(平成35年) 佐賀県
2024年(平成36年) 滋賀県
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2020年には東京五輪開催が決まっているため、
五輪を成功させるためのトレーニングや確認の場としてもこの大会の意義は大きそうです。
私たちはヨットの輸送面において、
今以上の良いサービスを提供することで、
できるだけ長くこの競技に携わらせていただきたいと思っています
競技力、運営力、団結力、セーリング競技の普及、その他諸々、
特に2020年までは、あらゆる面がこのイベントを通じて進化していくのでしょう、
「国民体育大会 」を通じて進化していく日本セーリング界の未来、とても楽しみです!
参加しました!
”和歌山国体” に参加しました!
といってももちろん選手としてではありません
「国体」は日本で最大のヨットレースイベント、
どれくらい大きな大会かといえば、
・参加選手 482名(47都道府県、全10種目)
・監督 90名
・大会役員 519名(実際には会場にお見えにならない方も?)
・競技会役員 193名
・競技役員 209名(*私はこの中の一員として)
・競技補助員 28名
・和歌山市実施本部 74名
・競技会補助員 83名
大会パンフレットから拾いあげただけでも、計1678名の名前が記されていました(驚)
*会場警備や交通整理、ショップ関係者も含めると更に人数は膨らみます
名前は記載されていても実際に会場にはお見えにならない役員も複数見えますが、
それを差し引いても選手、監督、実関係者を含めると1000人を優に超えるイベントで、
期間中の大会会場は、まさに人、人、人
ただこうして数字を列記してみると選手数よりも運営者数の方が多いんですね。
人口減少に比例してヨット選手数も年々減少しているようで、
種目によっては選手を輩出できない県が増えており近い将来深刻な問題にもなりかねません。
今回、運営スタッフの一人として参加させていただいた率直な感想は
日本人という国民性はやはり素晴らしいと思いました。
当然のことながら運営スタッフの方々とともにする時間が長かったわけですが、
ほとんどの方が、熱心で、真面目で、正確で、手抜きなし、自分の任務を確り全うする。
今回運営に携わられた何割かの方は2020年東京五輪運営にも携わられると思います。
開催にあたり大小様々な問題があるでしょうが、勤勉で誠実な日本人ならそれを克服し、
きっと素晴らしい大会にするであろうと強く感じました。
また競技面においては接戦や、逆転に次ぐ逆転、
たくさんの名勝負、感動のシーンを見ることができました。
自然相手の競技セーリング、筋書きのないドラマ、
奥の深い素晴らしいスポーツだと改めて思わされた次第です
この素晴らしいセーリングが、
人口減少とともに衰退していくのではなく、
もっともっと日本国内に広く普及していくことを切に望みます、
やっぱヨットは楽しい♪
WE LOVE SAILING!!
国内屈指のビッグイベント!
ありがたいことに、夏から秋にかけて毎週末のようにヨット輸送の依頼をいただいています
そして今日から週末まで、複数県の運搬にも携わらせていただいている
「紀の国和歌山国体」
の海上運営手伝いをさせていただきます!
国体といえば多数の人が一堂に会するSailingのビッグイベントで、
(選手、運営、その他関係者を含め1,000人超?)
選手にとっては大きなタイトルがかかるヨット大会ですが、
Shopも多数出店したりで、賑やか且つ華やかなお祭り的要素のある大会という印象です。
我が社のお仕事である運搬業務につきましては、
昨日の搬入を持ちまして全県無事に終えることができました。
週末までは日頃のSailing界への御礼も兼ね運営のお手伝いをさせていただき、
最終日はご依頼いただいている都道府県の積込み搬出がスムーズにいくよう
交通整理等を頑張りたいと思います!
大会期間中は参加選手、関係者皆さんにいい風が吹き、
素晴らしい大会になることを期待しています!