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どのサイズのトラックを選んだら良いですか?

つい先日、以下のご質問をいただきました。

ディンギーを◯隻運びたいが、どのサイズのトラックを選んだら良いですか?

この類の質問を年に数回はいただきます。

ディンギーを頻繁に運搬させていただいている我々業者からすれば、
即答できる質問なのですが、
あまり運搬(=遠征)をしない個人、団体からすると
わからないことなのかもしれません。


まずは、
ディンギーを保管、運搬する際、空中の面積を有効に使うため、
日本国内では3段積み重ねができるラックが普及しています。

3艇積み用のラックを使用すれば、1つのラックに当然3艇積載することが可能です。

そして、
一般的な4t(中型)トラックの荷台サイズは長さ6.2m、幅2.1~2.35m
一般的な10t(大型)トラックの荷台サイズは、長さ9.6m、幅2.35m

そのラックに積載されているディンギーが470やスナイプ(全長共に約4.7m)であれば、

・4tトラックにはラック1基(1〜3艇)
・大型トラックであれば(4〜6艇)

積載可能ということになります。


ただし4tトラックに積載する場合、
荷台長6.2mに対し艇の全長4.7mですから、若干荷台に余裕がありますが、
大型トラックに積載する場合は、
荷台長9.6mに対し、全長4.7m+全長4.7mになり、
艇同士の隙間を考えると、艇のバウ同士を互い違いにして積載する必要があります。


面積、費用面において、効率よくディンギーを運搬するためには、
まず正しいトラックサイズを選択することから


これまでトラックを使ってディンギーを運搬したことがない、
でもこれから運搬予定がある方は、

“◯隻運搬する場合は、どのサイズのトラックをオーダーすれば良いか?”


ディンギー輸送の基本中の基本なので、ぜひ覚えておいてください

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支援艇を積込、運搬する際の注意点

前回はトラックにディンギーが何艇積載できるのか?
というテーマでしたが、
今回は支援艇をトラックに乗せる際の注意点についてお伝えしたいと思います。

現在兵庫県西宮市において全日本学生選手権が開催されています。
ここ数年、多くの出場校が競技艇(470級、スナイプ級)に加え、
海上で選手をサポートするための支援艇を持ち込む学校が増えています。

総合優勝を目指す強豪校においては3艇準備している学校もあるほどで
(470級に1艇、スナイプ級に1艇、順位記録用に1艇)、
毎年海上でのサポート体制が手厚くなってきているように思えます。

さて、支援艇運搬の際の車種選定について

おさらいにはなりますが、
4tトラックの荷台長さは6.2m、大型トラックの荷台長さは9.6m。

よって、全長6m以内のボートであれば、4tトラックを選択すればよく、
それを超えるサイズの場合は大型トラックを選択する必要があります。

支援艇にも様々なサイズ、種類がありますが、
今回はハードボトム、60馬力のエンジンを搭載した
全長6m弱のボートを例に取り上げたいと思います。

上記サイズのボートはおおよそ500〜600kgほど重量があるため、
ディンギーのように人力でトラック荷台に積み下ろしすることは困難です。

よってハーバークレーンやフォークリフト等の重機を使用して
積み下ろし作業をする必要があります。

荷台に積込み、固縛、運搬する際に注意していただきたいことは、
以下の通りとなります。

①できる限り船台のタイヤは外す。(走行中の振動でシャフトが折れることがあるので)
②船台のタイヤを外すことができない場合、板木等を使いタイヤ(車輪)をかさ上げする。
③船台は船台単独で固縛する。
④ボートはボート単独で固縛する。

注意すべきポイントはこんなところでしょうか。

最後に積み下ろしの際に必要となる重機使用料についてですが、
大半のヨットハーバーの場合、
フォークリフト利用料よりもハーバー備え付け用クレーンの方が割高なのが一般的です。

よってフォークリフトで作業可能な場合は、
リフトを選択した方がコストメリットがあると思います。

ただ残念ながら、
フォークリフトもハーバークレーンもないヨットハーバーもありますので、
その際はクレーン付きトラック(通称ユニック車)という選択肢を考える必要があります。

クレーン付きトラックは通常運送会社に依頼することで手配可能ですが、
稀少車両なため、昨今は手配がつきにくいことが多くなっています。
(クレーン車ご注文の際は、特に早めのご相談、ご注文をお勧めいたします。)

チャーターした場合の費用は作業内容にもよりますが、
フォークリフト使用料の5〜10倍以上になることもあります。

費用面についても十分にご注意ください。

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このブログでは、
ディンギー輸送の際、
我々物流業界人はわかっていても
ユーザー皆様がわからないこと、わかりにくいこと、
について出来るだけわかりやすくお伝えしていきます

遠征等でトラックを使用される場合は、
ディンギーの積載、運搬方法を正しく理解し、
安全確実で、効率の良い輸送方法を選択してください

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トラックにディンギーは何艇積載できるのか?

トラックにディンギーは何艇積載できるのか?

わかっている方にはなにをいまさら、
というネタかもしれませんが、

・トラックに何艇載せられるかわからない
・複数艇積むためにはどんな道具が必要かわからない

という問い合わせを度々いただきます。

弊社のヨット輸送サービスは、
1艇いくら、という料金形態ではなく、

トラック1台貸し切っていくら、
という料金形態ですので

道路法、および道路交通法の合法内(積載重量、長さ、幅)であれば、
可能な範囲内でたくさん積んでいただいた方が
1艇あたりの輸送単価は安くなる、ということになります。

今週後半から行われる
全日本インカレ出場校(新西宮ヨットハーバー)のレース艇を、
連日のように運搬させていただいていますが、

インカレ種目といえば470級とスナイプ級。

その470級、スナイプ級を
3段積載できるラックを1基使用すれば、
4トントラックには最大で3艇、

大型トラックにはラック2基使用で
最大6艇積載することが可能です。

・4トントラック荷台サイズ(全長約6.2m、全幅約2.1〜2.33m)
・大型トラック荷台サイズ(全長約9.6m、全幅約2.35m)
*荷台サイズはボディメーカーによって異なりますので、注文の際にご確認ください。

・470級サイズ (全長4.7m、最大幅2m弱、マスト長6,9m弱)
・スナイプ級サイズ (全長4.72m、最大幅2m弱、マスト長6.6m弱)

数値から分かる通り、4tトラック荷台には、
470級、スナイプ級ともに1艇分であれば、
荷台にすっぽり艇が収まります。

そして3段重ねられるラックを使えば4tトラック1台に
最大3艇のディンギーが積載可能ということになります。
*ただしマストは荷台よりも長いため、荷台からはみ出さないようご配慮願います。

次に大型トラックは4tトラックよりも荷台が長いため、
ディンギーを縦に2列並べて積載することが可能です。

しかし、艇を積載する際、
注意をしていただきたいことがあります。

例えばスナイプ級を縦に2列並べると4.72m×2となるため、
計算上は9.44mとなり縦2列でも9.6mの荷台内に収まる計算になりますが、
艇体同士の隙間を空けておかなければ、船が接触し壊れてしまいます。

かと言って荷台からのはみ出しも原則NGなため、
隙間を作るためには、
縦2列の艇の向きを互い違いにし、
数十cmバウを交差させることで、
その隙間を作り出していただく必要があります。

大型トラックの積み方には手順がありますので、
不慣れなチームの方は下記動画を参考にされてください。
>>参考動画はこちら

ご覧の通り、大型トラックには最大で6艇積載が可能です。
ということは、
4tトラックの倍の艇を積むことが可能ということですが、
大型トラックの運送費は4tトラックの2倍の料金にはなりません。

ということは、
470級、スナイプ級(または同等サイズ)のディンギーを運搬する際、
6艇を積載して運搬することが(弊社ヨット輸送サービスにおいては)
1艇あたりの輸送単価が最も安い方法となります。


ということで、
トラック輸送をご検討いただける際は、

・出来るだけ6艇集めて大型トラックをチャーターする
・それが難しい場合は3艇集めて4tトラックをチャーターする

ことが、コスト面から考えるとよいと思います。


ただ、どうしてもその艇数にならない場合は、

・大型トラックに4〜5艇
・4tトラックに1〜2艇

ということでもいたし方なしです。


また複数艇積載するにはラックが必要となります。

ラックについても作りや、サイズによって
できること、できないことが多少ありますので、
ディンギー運搬業者の視点から、
またの機会にお伝えしたいと思います。

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ディンギー積載時の注意(大型トラック①)

前回はディンギー積載時の注意(4tトラック)がテーマでしたので、
今回はもう1つの主力車種、大型トラックについて。

昔は大型トラックといえば、
10トントラック(車両総重量20トン)のことを指しましたが
(おおよそ10トン積載できるトラックという理由でそう呼ばれていた)、

規制緩和により車両総重量25トンの大型トラックが製造されるようになり、
12〜14トンの積載重量が可能となりました。

この規制緩和された車両を増トントラックと呼びますが、
最近は大型トラック=(10トントラックではなく)増トントラックであることが多いです。

参考:車両総重量=車両重量+乗車定員×55kg+最大積載量
*車両総重量についての詳細説明は我々が所属する全日本トラック協会サイトよりご確認ください
http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/8.sekisai.html

4トントラックとは異なり、
大型トラックの荷台サイズ(全長、全幅)は
ダンプカー等を除けばほぼ同じです。

・荷台内寸 全長9.6m、全幅2.35m
*とはいえ車両毎に数cmの誤差はありますのでご了承ください。

ただ大型トラックで車種ごとに異なるのは、
荷台高さです。

道路法、道路交通法により、
荷台高さ+積荷高さが原則3.8m以内であることが定められています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・高床車  荷台高さ地上から1.3~1.5m = 積める荷物の高さ=2.5〜2.3m
・中低床車 荷台高さ地上から1.2~1.3m = 積める荷物の高さ=2.6〜2.5m
・低床車  荷台高さ地上から1.0~1.1m = 積める荷物の高さ=2.8〜2.7m

*上記積載可能な積荷高さについては荷台に屋根のない大型平ボデートラックの場合であり、
大型ウイング車への積載についてはまたの機会に解説したいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラックを使用しディンギーを3艇重ねて積むと、
積荷高さが2.5~2.7m前後になることが一般的です。
*高さはラックの仕様によって異なります。

積荷が高くなる、
また人力で積載する場合を考えると、
荷台の高さは低いにこしたことはありません。

ということはディンギー運搬で
大型トラックを使用する場合のベストチョイスは

『低床車』

ということになります。

ただ低床車は購入価格や維持費も他の車種よりも割高であったり、
希少車種でもあることから、
運送費が割高になったり、
そもそも車両手配がつきにくかったりします。

なのでユーザー様には
可能であれば高さの低いラックを保有(使用)いただき、
どんな車種でも積載できるよう
備えておいていただけたらありがたいです。

*ラックの高さにおいてもメリットデメリットがありますので、
 またの機会に解説したいと思います。

また4tトラックと大型トラックを選択する判断基準は
4tトラックはラックを使って3艇までしか積めませんので、
4〜6艇積載する場合は大型トラックを選択していただく必要があるかと思います。

*4tトラックに比べ大型トラックは最大で倍の艇数が積載可能ですが、
 運送費は倍にはなりません。

その他、艇の積み方等、注意点が複数ありますが、
続きは次号にて解説させていただきます。

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ディンギー積載時の注意(4tトラック①)

前回はディンギー各種運搬方法のメリットとデメリットについて書きました。


今回は物流会社を利用する際の
運搬に関するあれやこれやについて書いていきたいと思います。


一概にトラックと言っても
軽トラックからトレーラーまで幅広くありますが、
わが社のディンギー運搬の主力車種は
4tトラックと大型トラックの2車種。


今回はそのうちの1車種、
4t車(中型トラックとも言う)について


4t車といってもボディの種類、製造メーカーによって設計はさまざまで、
荷台サイズ(全長、全幅)や積載重量は車両ごと微妙に異なります。

・標準ボディ(荷台内寸 全長6.2m、全幅2.13m)
・セミワイドボディ(荷台内寸 全長6.2m、全幅2.23m)
・フルワイドボデイ(荷台内寸 全長6.2m、全幅2.33m)

*荷台全長は6.2mよりも長い車両も短い車両ありますが、6.2mが約8割
*全幅については車両ごと数cmの前後あり


積載重量についてもボディサイズ同様、トラックにより異なりますが、
3t(=3000kg)前後積載可能な車両が多いでしょうか。

ディンギー輸送の場合、
積荷をマックスで積載した場合(ラック使用でディンギー3艇積載)でも
積荷重量が1トンを超えることはないので過積載の心配はほとんどありません。


ただし長さについては注意が必要です
我々がこれまで運搬させていただいている艇の半数以上が大学ヨット部所有艇で、
470級(全長4.7m)、スナイプ級(全長4.72m)になります。

艇の長さ(4.7m)からして、当然荷台内(6.2m)に収まるわけですが、
マストの長さは470級(約6.9m)、スナイプ級(約6.6m)と荷台より長くなるので
できる限り後部にはみ出さないよう積載していただく必要があります。

4tトラックを使用しての積載時の注意点はまだまだありますので、
今後順次解説していく予定です。



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2016 J24世界選手権(和歌山)輸送情報 ②

J24を運搬させていただくにあたり、
艇(マスト)の梱包等につきまして、以下事項ご確認ください。
 



弊社(ドライバー)が行う事

①船台とトラック荷台の固定
②艇とトラック荷台の固定
 
IMG_2650
 



各チームにて行っていただきたい事

①積荷高さ(艇が船台に載っている状態)を地上から最高部3.1m以下に

②マスト、その他備品の固定
*走行中、風で飛ぶものをデッキ上に置いておかない
③デッキ上のマストはみ出しは、バウ側70%、スターン側30%の比率にて
*走行中の振動に耐えうるようしっかり固定を
④マスト後端(スターン側)に赤い布の装着
*公道走行中、後続車への注意喚起のため
IMG_2350
(写真協力 シエスタ)
 
IMG_2620
 
以上、ご協力お願いします!

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オーニングが破れました

ラックに積まれたヨットと荷台高さの関係、積降しの際のクレーン使用、その他事情から、
弊社ではウイング車よりも平ボデー車でディンギーを運搬させていただく機会が多いです
早稲田ヨット
通常、私たちは平ボデー車にて荷物を積載した後、
積荷にカバー(業界用語でシートといいます)を掛けて運搬します
IMG_0741
が、ヨットの場合、マストやその他突起物が多く荷台カバーが破れてしまうことから、
カバーを掛けず運搬させていただくことが一般的です
そこで過去に起こしてしまったクレームが、
”(ヨットに掛けてある)オーニングが破れました!” です
スクリーンショット 2015-10-14 19.15.48
皆さんにヨットを荷台に積み込んでいただいたのち、
荷締めを行い、積んでいただいたままの状態でドライバーは目的地に向け出発します
すると目的地到着後(または道中)、
”オーニングが破れてます!” という状況を目の当たりにすることが。。。
トラックは目的地までの長い道中、一般道と高速道路を走行します
(高速道路を走る際の速度は80km前後?)
どういう状況でオーニングが破れるのかといいますと(想像するに)
ヨットをラックに3段積みした際、
上段に積まれたヨットはトラック荷台の鳥居(風よけ?)より高くなるため、
走行中、風が直接ヨットにあたり、風が吹き込み、”破れる” 事態が起こるものと推察します
IMG_0106

ただこれはオーニングが新しく、劣化していないものであれば破れないようですが、
数年使用後の劣化したオーニングの場合、風が吹き込むことで破れてしまうようです
(破れかけのオーニングは、尚更破れやすいということは安易に想像できると思います)
またオーニングが大きく裂けてしまうと、二次災害として、
デッキに入れてある備品(セイルやライフジャケット、その他)が風で飛んでしまう事態も
そこで今後平ボデー車、最上段に艇を積む際、ご注意いただきたいことは
・できるだけ新しいオーニングをかける
・オーニングの固定ロープをしっかり締め、風が吹き込まないようにする
・ガムテープ等で隙間を塞ぎ、風が吹き込まないようする
・古いオーニングならばいっその事、何もかけない
以上が現時点で私どもが考える対策です
また別のケースになりますが、
風に煽られたオーニングがデッキ上の艤装品(突起部分)と長時間擦れ続けることで
オーニングに穴が空いてしまうという事態も
その対処法として、
・突起部分がオーニングと直接接触しないよう何らかの工夫をする
・デッキの艤装品(突起部分)にはウェスや緩衝材をあてる
・オーニングをかけない
以上が私どもの考える現時点での対応策です
*また積荷の高さや諸条件をクリアできるのであれば
”屋根付きトラック(ウイング車)で運搬” すればこのような心配は不要でしょう
私たちは25年以上ディンギー運搬をさせていただいていますが、
これまでゼロではないものの、頻繁に起こる事象ではなかったので、
この事を利用者皆様に運搬前にお伝えしていませんでした(反省)
せっかく弊社をご指名いただき、運搬させていただいたにもかかわらず、
ヨットにヒビが入った!、オーニング破れました!
ではプロとして恥ずかしいですし、とても残念な気持ちです
今後、ご利用者様に不快な思いをしていただかないため、
私たちも細心の注意をはらっていくと同時に、
皆様方におかれましても十分ご注意いただけますようお願いいたしますmm

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ガンネルにヒビが入りました

今年度も春からこれまでの間、多数の艇を全国各地に運搬させていただき感謝しています
ただこれまでご依頼いただいた内容に対し、全便完璧な輸送対応ができていた訳ではなく、
運搬や積降ろし作業の際、大小のご迷惑をおかけしてしまったことがあります
起こしてしまった失態を公にするのもお恥ずかしい話しですが、
お互い理解のもと、気を付けていかなければこのような事象は無くならないため
今後の再発防止の意味も含め、皆様にもシェアさせていただきます
最近、輸送の際にご迷惑をお掛けしてしまった事例をあげますと、
①ヨットのガンネルにヒビがはいった
②オーニングが破れた
③その他
①の事例は、艇とラックを固定するラッシングベルト締め過ぎによるものです
IMG_0007
以前のブログで書きましたが、
ラッシングベルトはとても便利な道具ですが、サイズによって強度が異なります。
細いベルトは強度不足により長い道中不安が残りますし(切れる、締め機部分の損傷)、
太いベルトで艇を締めると逆に強度がありすぎることで効きすぎてしまい、
ガンネルにヒビを入れてしまったことがありました
>>太過ぎるラッシングベルト、細過ぎるラッシングベルト
 
IMG_0008
*艇の強度がわからないドライバーが、太いラッシングベルトで強く締め上げたため
 
よって、
適度な太さ(細い、太いの中間?)のベルトを使いましょう!
と過去にお伝えさせていただきました
>>適度な太さのラッシングベルト

またラッシングベルトを使ってラックと艇を固定する作業は誰が行うのか!?

という責任と役割分担の問題があろうかと思います
これは艇を運ぶドライバーではなく、選手の皆さんにお願いしたいと思っています
(現状、大半がそうしていただいています)
と言いますのも、ドライバー自身は99%がヨットに乗ったことがありませんので、
ヨット(FRP)の強度について選手の皆様ほど精通していないからです
また締め具合については、 ”緩すぎず、キツ過ぎず” の加減でお願いしています
改めて説明するまでもありませんが、
締め方が緩ければ運搬中に艇が動いてしまいますし、
締め方がキツ過ぎればラッシングの効き過ぎにより
艇にダメージを与える可能性があります

その加減を言葉で説明することは難しいですが、
少なくともドライバーよりも普段ヨットに乗っている皆さんの方が詳しいかと思います
よって、艇とラックを固定するラッシングベルトにつきましては適切なサイズの道具を使い
絶妙な締め具合(?)にて、選手皆さんに行っていただきたいということが弊社の考えです
*マスト等の固定も皆様にお願いし、ラックと荷台の固定のみドライバーが行います
上記事項をお互いが理解し、艇を安全に運搬いたしましょう!
次回は、”オーニングが破れました” についてシェアさせていただきます(汗)

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荷台からのはみ出しについて①(長さ編)

荷物(ヨット)を積んで道路を走行する際、
荷台から ”長さ、横幅、高さ” のはみ出し、
について規制が年々厳しくなっています
IMG_0201
*上記写真は大型平ボデー車(荷台高さ地上〜1mの低床ボデー)
トラックでの輸送を依頼する場合、
大切なヨットを安全に運搬するため、積荷と荷台サイズの把握をお願いいたします
まずは私たちがヨット運搬させていただく主力車種、荷台サイズは以下の通りです
①4t平ボデー車  長さ約6.2m 横幅約2.0m〜2.3m 高さ約2.8m(*積載可能な荷物高)
②4tクレーン車  長さ約5.2m 横幅約2.0m〜2.3m 高さ約2.8m(*積載可能な荷物高)
③大型平ボデー車 長さ約9.6m 横幅約2.3m 高さ約2.3m〜2.8m(*積載可能な荷物高)
④大型クレーン車 長さ約8.5m 横幅約2.3m 高さ約2.3m〜2.8m(*積載可能な荷物高)
⑤大型ウイング車 長さ約9.6m 横幅約2.3m 高さ約2.3m〜2.8m(*積載可能な荷物高)
⑥トレーラー   長さ約12m  横幅約2.3m 高さ約2.3m〜2.8m(*積載可能な荷物高)
*ディンギー輸送の際、ラック1基(またはヨット1艇)ならば4tトラックで積載可能、
ラック2基(またはラックなしでヨット2艇)を積載する場合は大型トラックが必要です
3つの寸法(長さ、横幅、高さ)のうち
今回は ”長さ” について取り上げてみたいと思います
トラック荷台前後のはみ出しについては、道路交通法で
”トラック全長(キャビン含む)の10%以内” であれば条件付きで許可されています
>>道路法、道路交通法についてはこちら

4tトラックの全長はキャビンも含め約8.5m前後(車両ごと若干サイズが異なります)、
荷台後ろに85cm以内ならばはみ出し可能ということになり、
大型トラックの全長は約12mなので、
荷台後方1.2m以内ならばはみ出し可能という理屈になります

ではトラックとヨットがどんな組み合わせの場合、
またはどんな積み方を行った場合、荷台からのはみ出しが生じるのでしょうか?
これまで我が社で輸送させていただいた事例によりますと、
①4tクレーン車(荷台長5.2m)に全長6mのインフレータブルボートを積載した場合
②大型平ボデー車(荷台長9.6m)に470級、又スナイプ級を縦2列で同向きに積載した場合
③大型平ボデー車に470級、又スナイプと全長6mのインフレータブルボートを積載した場合
④大型クレーン車に470級、またはスナイプ級を縦2列で積載した場合
*ウイング車では4t、大型車ともに後部観音扉が閉まらないため、後方のはみ出しは不可
という組み合わせ、積載の仕方で長さのはみ出しが起こっています
では、はみ出しが10%以内で法に触れないならば、
当たり前のようにOK?といえばそうではありません

積荷がはみ出すことで以下のような事態が起こる可能性があります

・はみ出すことを事前に運送会社に伝えていない場合、積込みを拒絶される可能性有り
(合法であってもそれを了承しない運送会社(ドライバー)は多く存在します)
・運搬可能であっても、はみ出しが生じることで追加料金が発生します(目安20%〜)
・積荷が荷台からはみ出ているため、万が一追突事故を受けた場合は艇の損傷が大きい
(追突事故が起こる可能性は極めて低いですが、ゼロではないという意味)
・その他
 
京大はみ出し②
写真は470級を縦2列に同じ向きで積載したため荷台から10%以内ではみ出している事例
(はみ出すことで余分に追加料金を請求されてしまってはもったいなくないでしょうか?)
>>大型トラックに470級、又スナイプ級を縦2列、荷台からはみ出ない積載方法はこちら


では万一、積荷が10%以上長さ超過する場合はどうしたらよいでしょう?

走行する道路、スケジュール等を決めて、そのルートを走行してよいか事前に申請し、
道路管理者や警察から許可を取得しなければなりません
(申請から許可が降りるまでに最低でも1ヶ月以上を要します)

ということは、積込み当日に全長に対し10%以上のはみ出しが判明した場合、
荷物を運べない!という事態が起こりうる、ということです(大変)
そんな事態になったらお互いとても困ることになると思いませんか?
そんな事情から事前にヨットと発注トラックのサイズを把握しておいていただきたいのです
上記理屈は分かったものの判断に迷う場合は是非一度運送会社にご相談ください
*但し不慣れな運送会社にヨットの説明をしても理解されにくい場合があるのでご注意を
少し長くなりましたので、幅と高さについてはまたお伝えいたします!

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ターゲット時間を意識したことありますか?

明日から愛知県蒲郡市海陽ヨットハーバーにて全日本学生ヨット選手権が開催されます。
*今回もありがたいことに参加チームの艇を多数運搬させていただいています!(感謝)
ここまでこのブログでは積載方法等を中心にお伝えしてきましたが、
今回は少し視点を変え、 ”時間” について考えてみたいと思います。

さて皆さん、艇の積込み作業する際、ターゲット時間を意識したことがありますか?

スクリーンショット 2015-09-02 5.29.38
「マネジメント」の発明者 故ピーター・ドラッカー氏は、
時間は最も希少な資源
時間をマネジメントできなければなにもマネジメントできない
という名言を残しています。
選手皆さん、ドライバーの双方にとって時間は有限な訳ですから、
艇積込み(艇降ろし)に限らず、作業に要する時間は短いに越したことはありません。
艇積込み(艇降ろし)に要する時間は、
①作業場所(広い、狭い)
②作業人数(多い、少ない)
③経験の数(多い、少ない)
④役割分担(できている、できていない)

⑤事前準備(している、していない)
等の要素に関係し、早く作業が完了したり、長くかかってしまったりするかと思います。
今まで何年もヨットの積込み現場を見てきましたが、
ヨットが強いチームは積込みに要する時間も短いように思えます。
*大型トラックに6艇積載する場合、1時間以内で積み終えてしまうチームもあれば、

逆にその2倍、3倍の時間を要しているチームもあったりします。
その違いはどこから生まれるのでしょうか?
 
①作業場所(広い、狭い)
早くスムーズに積込みをするためには作業場所が広いにこしたことはありません。
可能であればトラックと積込むヨットが近くに並べることができるとよいと思います。
トラックが到着するまでにできるだけ広いスペースを確保しておけるとよいでしょう。
 
②作業人数(多い、少ない)
作業人数は当然のことながら少ないより、多いほうがよいでしょう。
ディンギー6艇を積載する場合、例えば乗員メンバー全員が積込みに参加すれば12人です。
・地上にあるディンギーを1m以上高いトラック荷台に載せる、
・また荷台上のラック上段(高さ2m弱)にディンギー載せる、
訳ですから、人数が多い方が作業が早く、安全なことは言うまでもありません。
万一、積込み時に人数が不足する場合は、
・他の仲間の力をお借りする
・積み込み場所にフォークリフトがあれば拝借する(有料、無料あり)
・別途クレーンをオーダーし吊り上げてもらう(大抵は有料)
等の方法があろうかと思います。
人数が不十分な場合、環境や必要に応じて作業方法を検討してみてください。

③経験の数(多い、少ない)

遠征に行かないのに、 ”積込み練習を行う” ことは現実的でないかもしれません。
かといってメンバー大半が積込み経験がなく、何のイメージも持たないまま作業すると
一体いつになったら作業が終わるのかわからない、という事態にもなりかねません。
そんな場合、同じハーバー(又は付近のハーバーで)で遠征するチームがあれば、
その作業の様子を事前に見学させてもらうといいと思います。

人間、自分たちのことはなかなかわからないものですが、
他者のやっていることは客観的に見ることができ、よくわかったりします。
予習しておけば、ノーイメージで作業するよりは格段に作業時間は短縮できるはずです。

④役割分担(できている、できていない)
作業人数が多くても、一生懸命作業している人もいれば、
手持ち無沙汰そうにしている人がいる光景をよく見かけます。
また艇をラックに積込んだ後、艇とラックをラッシングベルトで固定する係り、
マストやその他備品等を積込む係り等、分業がしっかりできていれば、
効率よく作業が進み、早く積込みを終了することができるでしょう。
みんなで効率を意識して、作業を行えばそれだけ時間を短縮することができます。
上級生、下級生分け隔てなく連携プレーできれば、一体感も生まれ気持ちもいいでしょう。
*上級生の皆さん、見本を示す上でも ”率先垂範” で作業しましょう!


⑤事前準備(している、していない)
積込み前、艇やマスト、備品等が、事前に梱包なさているか否かで
作業に要する時間は当然のことながら変わってきます。
マストのスプレッダーを外しておいたり、突起部分に緩衝材をあてたり、
運転の際、心配な準備はできるだけトラック到着前に完了しておきましょう。
 
ここまで読んでいただいた内容がすでに理解、実践できているチームは復習として、
できていないチームは予習として参考にしていただければ嬉しく思います。
慌てて作業をし、怪我や事故等が絶対にあってはなりませんが、
上記事項を想定し、◯◯分で艇積込み(艇降ろし)を完了する!
と目標タイムをたてて作業に取り掛かってみてください。
これまでターゲット時間を意識していなかったチームは

今までよりも作業にかかる時間を大きく短縮できる可能性があると思います。

最後にはなりますが、
ご自身のため、チームのため、また積込み後の出発を待つドライバーのためにも

適正な時間での艇積込み(艇降ろし)にご協力いただけますようお願いいたします!