つい先日、以下のご質問をいただきました。
ディンギーを◯隻運びたいが、どのサイズのトラックを選んだら良いですか?
この類の質問を年に数回はいただきます。
ディンギーを頻繁に運搬させていただいている我々業者からすれば、
即答できる質問なのですが、
あまり運搬(=遠征)をしない個人、団体からすると
わからないことなのかもしれません。
まずは、
ディンギーを保管、運搬する際、空中の面積を有効に使うため、
日本国内では3段積み重ねができるラックが普及しています。
3艇積み用のラックを使用すれば、1つのラックに当然3艇積載することが可能です。
そして、
一般的な4t(中型)トラックの荷台サイズは長さ6.2m、幅2.1~2.35m
一般的な10t(大型)トラックの荷台サイズは、長さ9.6m、幅2.35m
そのラックに積載されているディンギーが470やスナイプ(全長共に約4.7m)であれば、
・4tトラックにはラック1基(1〜3艇)
・大型トラックであれば(4〜6艇)
積載可能ということになります。
ただし4tトラックに積載する場合、
荷台長6.2mに対し艇の全長4.7mですから、若干荷台に余裕がありますが、
大型トラックに積載する場合は、
荷台長9.6mに対し、全長4.7m+全長4.7mになり、
艇同士の隙間を考えると、艇のバウ同士を互い違いにして積載する必要があります。
面積、費用面において、効率よくディンギーを運搬するためには、
まず正しいトラックサイズを選択することから
これまでトラックを使ってディンギーを運搬したことがない、
でもこれから運搬予定がある方は、
“◯隻運搬する場合は、どのサイズのトラックをオーダーすれば良いか?”
ディンギー輸送の基本中の基本なので、ぜひ覚えておいてください